◆イントロダクション
「大災禍」と呼ばれる世界規模の混沌から復興した世界。かつて起きた「大災禍」の反動で、
世界は極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会へと移行していた。
そんな優しさと慈愛に満ちたまがい物の世界に、立ち向かう術を日々考えている少女がいた。
少女の名前は御冷ミァハ。世界への抵抗を示すため、彼女は、自らのカリスマ性に惹かれた二人の
少女とともに、ある日自殺を果たす。
13年後、霧慧トァンは優しすぎる日本社会を嫌い、戦場の平和維持活動の最前線にいた。
霧慧トァンは、かつての自殺事件で生き残った少女。平和に慣れ過ぎた世界に対して、
ある犯行グループが数千人規模の命を奪う事件を起こす。
犯行グループからの世界に向けて出された「宣言」によって、世界は再び恐怖へと叩き落される。
霧慧トァンは、その宣言から、死んだはずの御冷ミァハの息遣いを感じ取る。
トァンは、かつてともに死のうとしたミァハの存在を確かめるために立ち上がる。
●26歳 男性 カナダ
基本的な設定は「サイコパス」や「攻殻機動隊」、「エルゴプラクシー」と似ていて、部分的に「新世界より」、「デスノート」、「アップルシード」を思い出させる描写が出てくる。
とにかく最高だった。個人的には議論する必要のない傑作アニメだと思う。
●不明
未来を描いたSF作品が大好きで見てみたんだが、とても重い内容だった。
特にエンディングは特別で、典型的なものではなかった。
●17歳 男性
一度も一時停止せずに夢中になって見ていたよ。とても面白かった。
↑●不明
あの難解な会話を停止せずに見たのはすごいな。
●不明
これは人間の"自意識"や"個性"をテーマとした映画だな。
ミァハが哲学書を燃やしていたシーンは、彼女にとって自意識が必要のないものだという事を表していたな。
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●22歳 男性 ポーランド
トァンの写真だけを見てこの映画を見てみたんだけど、うわぁ・・・すごいストーリーだった。
とても深くて考えさせられた。
空港でみんなが幸せそうに笑みを浮かべているシーンは最高に気持ち悪くて、感情を支配されるような時代に生まれないで本当に良かったと思ったよ。
トァンがミァハを殺した動機は好きになれないけど、その"空気を読まない"エンディングは気に入った。
全体的には見る価値のあるアニメだと思うよ。
↑●不明
空港のシーンは、トァンの階級が高いからリスペクトを受けていただけだと思う。
大した問題じゃないけれど、どうしてトァンはミァハを殺した後に自殺しなかったんだろう?
彼女にとって意識を失う事=死んでいる事なら、ミァハを殺すだけでは何も変わらない気がするが・・・
↑●不明
いや、彼女の階級は関係ない。みんながそれを素敵だと思う道徳観を持っているからだ。
例えば、トァンの母親が一度も会った事のないミァハの死を、誰にも自殺してほしくないという理由で泣いたのと同じだよ。
↑●28歳 女性 イギリス
トァンの母親が泣いたのは全くもって一般的なリアクションだよ。自分の娘の友人が自殺したんだよ?
トァンも一般的な心理状態ではなかったんじゃないかな。
●21歳 男性 アメリカ
人々の作り笑いは攻殻機動隊を思い出させる。
全てを理解するにはもう一度見直す必要がありそう。ストーリーが深くて感銘を受けたよ。
●不明
エンディングが分からない。ミァハの計画は成功したの?どうして?
↑●不明
トァンは人類の事は気にしなかったんだよ。ただミァハに魂のない人形になってほしくなくて、以前のミァハのイメージを守るために殺したんだ。
↑●不明
ありがとう。予想外の出来事が多すぎて色々と見逃していたのかも。もう一度見てみるよ。
●男性
興味があって挑戦してみたけど、とにかく驚いた。
ストーリーは本当に本当に複雑で、特に人間の意志や意識について話している部分が難しい・・・
ミァハが自分の過去を話すシーンは本当に心苦しくて、想像したくなかった。
それから個人的にエンディングは満足できるものではなかった。
正直、このアニメが何を言いたいのか分からなかったし、人類はあんなふうには絶対ならない。
●不明
とても楽しめた。あの世界にミァハというキャラクターは非常にマッチしている。
ただ、意識を捨てたわりには明らかに身勝手な振る舞いをしてるのは気になった。
●男性
全体的に語りのシーンが多くて、2時間が長く感じた。
ミュージックは良かった。特に最後の余波の間流れていたBGMを気に入ったよ。
●男性 アメリカ
これは高評価をつける人と低評価をつける人に100%別れるだろうね。
哲学などに興味がなく今を幸せに生きている人や、ミァハの考えに全く共感できない人には退屈かもしれないな。
個人的には非常に考えさせられて良かったが、子供には絶対に見せたくないと思ったよ。
●23歳 男性
俺もずっとミァハと同じような考えを持ってきた。
それぞれ幸せの捉え方は違うだろうけど、仮に"みんなが幸せな世界=争いのない、苦のない世界"とするならば、人類を殺さずに滅亡させるミァハのアイデアは理想的だし、賛同もする。
そして厄介なのが、この考えが一般的に正しくないとされている事を俺が自覚している点だ。
本当に生きづらい世界だ。おそらく俺にもトァンが必要だ。自分勝手なミァハを楽にしてあげたのは正解だと思う。
●19歳 女性
エンディングが大嫌い。トァンはクールで賢いキャラクターだと思ってたのに、最後に自己中なキャラクターになってしまって残念だわ。
それから、優しさを否定するのは間違っている。人は優しさを持つべきだ。
ミァハが壊れたのは、人々が優しすぎたからだとは全く思えない。単に"その優しさ"が偽物だったにすぎない。
●21歳 男性 アメリカ
すごく良かった!今からまた見ようと思うよ(笑)
非常に重たいテーマで、ある意味最も不気味なアニメだ。
俺はエンディングは素晴らしいと思ったけどな・・・
●不明
この悲劇的なエンディングが日本らしい。
思わず目を逸らしてしまった